<欧文書体の種類と特徴>
グーテンベルグの活版術が生まれてから、さまざまフォントが生まれてきた。次の8つに大きく分類することができる。
1.ゴシック系 2.ヴェネティア系 3.オールド・フェース系
4.モダーン・フェース系 5.イタリック系 6.スクリプト系
7.エジプシャン系 8.サンセリフ系
である。
1.ゴシック系
もともとは通称ドイツ文字とかひげ文字とか呼ばれるもので、活版印刷が発明された時代から活字に使用されたもので、当時の書家が使っていた書体である。これは日本でいうところのゴシック体とその従属フォントであるヘルベチカとは異なる。ヘルベチカはゴシック系より、後で述べるサンセリフ系に分類される。
2.ヴェネティア系
フランス人ニコライ・ジェイソンが1468年頃、古典ローマン書体を模して作ったもの。このヴェネティア系がオールド・フェース系に進歩する。
3.オールド・フェース系
ヴェネティア系が筆書体をそのまま活字化したのに対し、それに印刷文字としての体裁を加味したものである。カスロン、ギャラモン、グランジョン、イムプリント、ゴウディー、センチュリーなどがある。センチュリーは和文明朝体の従属フォントとしてよく使われる。
4.モダーン・フェース系
オールド・フェース系よりさらに、筆書体の特長をとりはらったものである。セリフに肉厚はなくなり1本のヘアーラインとなった。そのほかの部分も太線と細線のコントラストがさらに強くなり、中間の太さのものはほとんどなくなった。ボドニ、ベル、スコッチ・ローマンなどがある。
5.イタリック系
1500年頃、アルダスにより作られたものである。現在はフォント・ファミリーの一つであるが、当時は独立したものであった。イタリック体をオブリークと言う場合もある。DTPのフォントにおいては、フォントの字体 そのものが傾斜しているのをイタリック、使用するアプリケーションが斜体にするのをオブリークと言っている場合が多いようだ。
6.スクリプト系
筆書体を活字にしたもの。ひとつひとつの字が独立せず、繋がっているものである。さらに最近は筆やペンで自由に書いたものまで、このスクリプト系に入れている。
7.エジプシャン系
アメリカではアンティークという。特徴はセリフを含め文字を構成する縦線、横線と同じ太さをもっていることである。ヘルベチカと異なる大きな点は、セリフがあることである。
8.サンセリフ系
1.ゴシック系で述べたように、ヘルベチカはこちらの方に分類される。「サンセリフ」というようにセリフがないのを特徴とする。ヘルベチカ以外にフーツラ、ジル・サンス、バンハード・ゴシックなどがある。
(参考文献 高岡重蔵著『欧文活字』印刷学会出版部)
〈個人情報保護法〉
個人情報保護法が完全施行なって2年目を迎えているが、最近はこの法律を盾にして、悪事を働いた行政職員の氏名の公表を拒んだりすることがあったりして、何かこの法律の趣旨を勘違いしているのではないかと思うところもある。
この法律が施行されるときは、賛否両論が渦巻いた。しかしコンピュータが発達し、簡単にデータがコピーできる状況にあっては、仕方ないだろう。
外国ではかなり前より、個人情報保護に関する国内法を整備している国もあった。我国ではOECDの理事会勧告があってから、法を整備を検討しはじめた。
この法律の第1章では目的、定義、基本理念が、第4章
から第6章では個人情報取扱事業者を対象とした責務などが定められている。
(参考文献 『DTPエキスパート読本2006-2007』編集工房CGE)
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